Errante週間分析:2026年4月6日〜4月10日
今週の注目ポイント
- 戦争リスクによりインフレ圧力は高止まりしています。
- 今週は米国のFOMC議事録やインフレ指標が注目材料です。
- ドルは相対的にマクロ優位性を維持しています。
今後の見通し
現在の市場は、通常の景気サイクル末期のデータに基づく動きというよりも、戦争リスクに起因するインフレショックとして取引されています。
ブレント原油の急騰と供給リスクの持続により、エネルギー価格、金利、インフレ期待が密接に連動しており、マクロの優先順位は変わっていません。エネルギーが第一、金利が第二、成長が第三という構図です。
月曜日に発表されるISM非製造業指数(サービス部門)は、米国経済が高まるエネルギーコストを吸収できているかどうかを示す指標となります。サービス部門が堅調で、価格圧力が持続している場合、短期金利は支えられ、ドルは安定的に推移することが想定されます。
火曜日と水曜日には視野が広がります。耐久財受注は、エネルギーコスト上昇がすでに設備投資需要に影響を与えているかを確認する材料となります。また、今週の中央銀行イベントはRBNZ(ニュージーランド準備銀行)の政策金利決定のみが注目されます。水曜日には10年債入札とFOMC議事録の発表がありますが、主に金利に対する影響を通じて注目されます。
木曜日と金曜日には、本格的なマクロ指標であるコアPCEとCPIの発表が予定されています。もしインフレ指標が再び堅調であれば、市場は利下げ期待を先送りする可能性が高く、ドルの支えとなり、リスク資産への圧力が継続することが考えられます。
国際的な影響は、主に相対的な脆弱性を通じて現れます。ヨーロッパや英国は米国よりも輸入エネルギー価格の影響を受けやすく、現地データが安定しても、原油価格が高水準で推移し、戦争リスクの見通しが解消されない限り、大きなパフォーマンス改善は期待しにくい状況です。
重要経済指標・イベント(日本時間)
4月6日(月)
- 終日:ドイツ(EUR)– イースター休暇
- 終日:英国(GBP)– イースター休暇
- 23:00:米国(USD)– ISM非製造業価格指数(3月、前回63.0)
- 23:00:米国(USD)– ISM非製造業総合指数(3月、前回56.1)
4月7日(火)
- 23:30:米国(USD)– 耐久財受注(前月比、2月、前回0.0%)
4月8日(水)
- 14:00:ニュージーランド(NZD)– RBNZ政策金利決定(前回2.25%)
- 05:00:米国(USD)– 10年債入札(前回4.217%)
- 06:00:米国(USD)– FOMC議事録
4月9日(木)
- 05:30:米国(USD)– コアPCE(前月比、2月、前回0.4%)
- 05:30:米国(USD)– コアPCE(前年比、2月、前回3.1%)
- 05:30:米国(USD)– GDP(前期比、Q4、予想0.7%、前回4.4%)
- 05:30:米国(USD)– 新規失業保険申請件数
- 23:00:米国(USD)– 30年債入札(前回4.871%)
4月10日(金)
- 17:00:ドイツ(EUR)– 消費者物価指数(前月比、3月、予想1.1%、前回0.2%)
- 05:30:米国(USD)– CPI(前月比、3月、前回0.3%)
- 05:30:米国(USD)– コアCPI(前月比、3月、前回0.2%)
- 05:30:米国(USD)– CPI(前年比、3月、前回2.4%)
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