Errante週間分析:2026年5月4日〜5月8日
今週の注目ポイント
- RBA(豪州準備銀行)と米国サービス業データが週の始まりを形成します。
- 米国の雇用関連データがドルの方向性を左右します。
- アジア市場の薄い流動性(祝日要因)が値動きを増幅させる可能性があります。
今後の見通し
今週の市場の焦点は、米国の経済指標が景気減速を示すのか、それともインフレの粘着性が続くことでFRBの金融引き締め姿勢が維持され、ドルの相対的な強さが保たれるのかという点です。
火曜日は最初の重要な試金石となります。オーストラリア準備銀行は政策金利を4.10%で据え置くことが予想されていますが、オーストラリアドルの反応は声明文がエネルギー価格主導のインフレに対して慎重か、あるいは引き締め的かによって変わる可能性があります。
米国ではサービス業関連データが中心となり、特に「供給管理協会非製造業指数」と「支払価格構成要素」が重要視されます。サービス業活動が堅調で価格圧力が高止まりする場合、米国債利回りおよびドルは支えられやすくなります。一方で、より明確な景気減速が確認された場合には、需要減速が意識され、ドルに下押し圧力がかかる可能性があります。
水曜日と木曜日は、「雇用者数変化(エーディーピー雇用統計)」および「新規失業保険申請件数」を通じて労働市場のトレンドを確認する局面となります。市場はこれらの指標をもとに、金曜日の米雇用統計に向けたポジション調整を進めると考えられます。
金曜日は週の中で最も重要なイベントです。前回の非農業部門雇用者数は17万8000人、失業率は4.3%、平均時給は前月比0.2%でした。
雇用が強く賃金も堅調であれば、ドルは支えられやすくなります。一方で、雇用の弱さと賃金の鈍化が同時に確認される場合は、景気減速とインフレ圧力の緩和が同時に意識されるため、ドルに対してより弱い影響を与える可能性があります。
重要経済指標・イベント(日本時間)
5月4日(月)
- 終日:中国(CNY)労働節(休場)
- 終日:日本(JPY)みどりの日(振替休日)
- 終日:英国(GBP)アーリー・メイ・バンクホリデー(祝日)
- 重要経済指標なし
5月5日(火)
- 終日:中国(CYN)労働節(休場)
- 終日:日本(JPY)こどもの日(祝日)
- 13:30:オーストラリア(AUD)政策金利発表 前回:4.10%
- 22:45:米国(USD)S&Pグローバル サービス業購買担当者指数(4月)前回:51.3
- 23:00:米国(USD)新築住宅販売件数(3月)前回:58万7000件
- 23:00:米国(USD)雇用動態調査(求人件数・3月)前回:688万2000件
- 23:00:米国(USD)ISM非製造業価格指数(4月)前回:70.7
- 23:00:米国(USD)ISM非製造業購買担当者指数(4月)前回:54.0
5月6日(水)
- 終日:日本(JPY)憲法記念日(振替休日)
- 21:15:米国(USD)ADP雇用統計(4月)前回:6万2000人
5月7日(木)
- 21:30:米国(USD)新規失業保険申請件数
5月8日(金)
- 21:30:米国(USD)平均時給(前月比・4月)予想:0.2%
- 21:30:米国(USD)非農業部門雇用者数(4月)前回:17万8000人
- 21:30:米国(USD)失業率(4月)前回:4.3%
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